エウリピデスの名言セレクション8選

エウリピデス 名言

エウリピデスの名言には、「沈黙は真なる英知の最上の応答なり。」「よい習慣は法より確かなり。」などがあります。
今回は、古代ギリシア三大悲劇詩人の一人としても知られる、エウリピデスの名言をご紹介します。
 
 

エウリピデスの略歴・生涯

エウリピデスは、古代アテナイのギリシア悲劇における三大悲劇詩人の1人である。エウリーピデースと長母音で表記されることもある。現代にも大きな影響を及ぼしている。代表作は『メデイア』、『アンドロマケ』など。

wikipedia

 

氏名 エウリピデス(Eurīpídēs)
職業 詩人
言語 古代ギリシア語
誕生 紀元前480年頃
死没 紀元前406年頃
享年 推定74歳


 
 

エウリピデス 名言

 

沈黙は真なる英知の最上の応答なり。

– エウリピデス –

 

「沈黙は金、雄弁は銀。」という言葉にもあるように、上手に話すよりも、不要な言葉を口にしないことの方が賢明な場合は多いものです。また、商談時のテクニックとして、クロージングの場面ではあえて沈黙することが有効、という考えもあります。沈黙とは、使い方によってはまさに「金=お金」を得る近道にもなるのかもしれません。


 
 

よい習慣は法より確かなり。

– エウリピデス –

 

法律(ルール)は万能ではありません。それで恩恵を受ける人もいれば、不利益を被る人も中にはいることでしょう。しかし、良い習慣は確実にその当事者に利益をもたらしますので、法律よりも確かです。良い習慣を毎日の生活の中に取り入れ、ルール化していきましょう。


 
 

酒のないところに愛はなし。

– エウリピデス –

 

これに似た言葉として、ジョンレノンの「地球上の人間の大半は土曜の夜のウィスキー瓶から生まれてきた」というものがあります。お酒が愛を育む一助になっているという見方は、今も昔もそう変わらなさそうです。ただ、酔いが覚めた時に、「こんなはずじゃなかった!」なんてことにならないように、相手選びは慎重に。


 
 

危険は勇者の目には太陽のごとく光り輝く。

– エウリピデス –

 

世の中には、危険なことを遠ざけたい人もいれば、危険に敢えて身を投じる人もいます。割合としてどちらが少数派か問と言えば、間違いなく後者でしょう。もしあなたが危険を恐れずにチャレンジする気概のある人物なら、勇者になる素質があるのかもしれません。


 
 

とるに足りぬことも、新しくば烏合の衆を喜ばす。

– エウリピデス –

 

ただ「新しい」というだけで中身がないものに、大衆が飛びつきがちなことを皮肉ったもの。
逆に言えば、それを逆手にとってビジネスチャンスに変えることもできそうですね。
そのためにも、自分が烏合の衆にならないように、物事の中身をしっかりと見極める目を養いたいところ。


 
 

大衆が悪しき指導者を持つときは恐ろしきものなり。

– エウリピデス –

 

だからこそ、指導者、つまりリーダーを選ぶ時には慎重にならねばなりません。また、リーダーを選ぶ仕組みが公正なものでないのだとしたら、まずはそれを整える必要があるでしょう。ただ、政治の歴史のほとんどは過ちの歴史でもあります。結局は人がやることなので、そもそも完璧は望めないものなのかもしれません。


 
 

死は、われわれがすべてを支払わねばならぬ借金なり。

– エウリピデス –

 

考えようによっては、私たちの命は生きている間借りているだけなのかもしれません。そして、借金も人の死も、必ず返さねければならないという点では同じです。毎日を惰性で過ごすことのないように、よく心に留めておきたい言葉ですね。


 
 

逆境においても道理に耳を傾けるは賢明なり。

– エウリピデス –

 

物事が思い通りにいかないからといって、道理=正しい行動から外れてはならない、という意。そして、道理に則った行動を心がければ、いずれは逆境を乗り越えられるはずです。今、困難に直面している人は、このことを肝に銘じておきたいところですね。


 
 

人間は栄えているべきなり。ひとたび落ち目になれば友などというものはなし。

– エウリピデス –

 

有名になると親戚や知り合いが増えると言われますが、落ちぶれれば仲の良かった人たちも離れていってしまうもの。厳しいですが、これも人の世の常だと受け入れるほかありません。あえて付け加えるとすれば、落ちぶれた時に側にいて支えてくれる人こそ、自分にとって真の友と言えるでしょう。


 
 

幸せに恵まれている、と思われるひとも、死ぬのを見とどけぬうちは羨むべからず。運はその日かぎりにつき。

– エウリピデス –

 

何が起きるのかまったく予想できないのが人生です。そして、誰の人生にでも浮き沈みはあるもの。実際に年齢を重ね、自分や周りの人たちの人生の変遷を垣間見ることで、より深みが増してくる言葉だと感じます。