ゴーリキーの名言には、「才能とは自分自身を自分の力を信ずることだ。」「行動を言葉に移すよりも、言葉を行動に移す方がずっと難しい。」などがあります。
今回は、社会主義リアリズムの手法の創始者とされるロシア人作家、マクシム・ゴーリキーの名言をご紹介します。
ゴーリキーの略歴・生涯
マクシム・ゴーリキーは、ロシアの作家。本名はアレクセイ・マクシーモヴィチ・ペシコフ。ペンネームのゴーリキーとはロシア語で「苦い」の意味。社会主義リアリズムの手法の創始者であり、社会活動家でもあった。
本名 | アレクセイ・マクシーモヴィチ・ペシコフ |
職業 | 作家 |
国籍 | ロシア |
誕生 | 1868年3月28日 |
死没 | 1936年6月18日 |
享年 | 68歳 |
ゴーリキーの名言
才能とは自分自身を自分の力を信ずることだ。
「何かを強く信じること」、それ自体が才能であるとも言えます。また、才能がなくても自信だけで人生を切り開いていく強者もいます。ポイントは、自分を信じることは、後天的に身に付けることができる点です。今、自分に自信がないのであれば、まずは「自分を信じる」というスキルを身につけていきましょう。
どんな人間でも金で買収されない者はいない。問題はその金額だ。
「お金よりも命が大切」、とはよく言われますが、現実問題として誰かを過失で死なせてしまった場合、その賠償として請求されるのはお金です。また、命に関わる事故や病気の治療には、一般的に多額のお金が必要です。結局、命の問題はお金で解決されることがほとんどなのです。よって、あらゆる選択肢も、多額の現金には敵わないのかもしれません。
人間という奴は、自分の隣人が良心を持つことを望んでいるんだ。
この言葉の後は、 「つまり、誰でも良心なんかもっちゃ損というわけなんだ。」と続きます。人間は基本的に相手に期待してしまう生き物、ということなのでしょう。それゆえに、期待が裏切られたときに落胆したり怒ったりと、感情的になりがちです。良心を持って損とは思いませんが、やはり人として最低限の教養やマナーを備えておきたいところですね。
人間の価値がその仕事で決まるものだったとしたら、馬はどんな人間よりも価値があるはずだ。
仕事の本質を教えてくれる言葉。とかく日本では仕事に精神論を持ち込みがちです。そのため、仕事を何か高尚なことのように勘違いしている人もいます。また、「仕事の貴賎は無い」と言いつつも、職業差別も根強いです。でも所詮は仕事は人生のほんの一部。仕事だけで人の価値を推し量ろうとすると、人生の本質から少しずつずれていってしまいかねません。
行動を言葉に移すよりも、言葉を行動に移す方がずっと難しい。
どちらも行為自体はアウトプットに当てはまりますがその難易度には雲泥の差がありますよね。言葉に残すのは書くことだけで事足りますが、行動に移すには色々な諸条件を乗り越えて初めて成立する場合が多いです。言葉を行動に移すコツは、最初は行動に移しやすい、ハードルの低い言葉を意識することです。