シャルドンヌの名言セレクション

シャルドンヌの名言

シャルドンヌの名言には、「嫉妬は所有ということから来る悪癖である。」「愛する女と暮らす秘訣とは、相手を変えようとしないことだ。」などがあります。
今回は、20世紀初頭に名を馳せ、今なおその功績を評価する声も多い小説家、ジャック・シャルドンヌの名言をご紹介します。
 
 

シャルドンヌの略歴・生涯

フランスの小説家。シャラント県バルブジュー(西仏)生まれ。本名ジャック ブーテロー。
ブルジョアの家庭に育ち、法律を学んだが、さまざまな職業につき、文芸出版のストック社を経営する。愛し合う夫婦間の感情の微妙な交錯を描いた処女作「祝婚歌」(1921年)で脚光を浴び、フェミナ賞を受賞する。その後も「幸せなる者の歌」(’27年)では離婚を取り上げ、「バレー一家」(’29年)では相続問題をテーマとする。第二次大戦直前に強烈な国家社会主義的発言をし、対独協力の責任を問われ、戦後は目立った活動をしなかった。

コトバンク

 

氏名 ジャック・シャルドンヌ(Jacques Chardonne)
職業 作家、小説家
国籍 フランス
誕生 1884年1月2日
死没 1968年5月30日
享年 84歳


 
 

シャルドンヌ 名言

 

嫉妬は所有ということから来る悪癖である。

– シャルドンヌ –

 

恋愛や結婚における嫉妬とは、相手を自分の所有物と錯覚するところにすべての始まりがあります。ただ、本来人が所有できるものがあるとしたら、それは自分自身の肉体や精神だけ。それ以外のものはなんであれ、所有できないのです。かといって、そう簡単に割り切れるものでもありません。ゆえに、嫉妬という感情は厄介なのでしょう。


 
 

愛する女と暮らす秘訣とは、相手を変えようとしないことだ。

– シャルドンヌ –

 

これは恋愛に限らず、人間関係全般に言えることでしょう。結局、変えられるのは自分だけ。相手を変えられるというのは、錯覚であり思い込みです。マインドコントロールでもかけて思考の自由を奪うならともかく、そうでないのなら、すべてのことは本人の選択なのです。


 
 

感情はしばしば精神の歪みからやってくる。

– シャルドンヌ –

 

私たちは同じものを見ても、それに対する反応=感情が人それぞれ異なるもの。これは、誰しもが自分のフィルターを通して物事を見ていることを意味しています。つまり、ここで言うところ「精神の歪み」とは、物事の見方や価値観とも言い換えられるでしょう。もし、自分の感情をコントロールしたいのであれば、物事の見方や価値観を変え、目の前で起きた現象に対する反応を変えていく必要があります。


 
 

男の愛情は頭脳的あり、女の愛情は肉体の奥に織り込まれていて、いっそう自然に近く、はっきり眼につかない。

– シャルドンヌ –

 

一般的に男性は論理的な思考が得意で、これは左脳の働きが活発であるためと言われています。それに対して、女性の脳は言語能力に優れ、コミュニケーションや共感を得意とするとされています。もしかしたらこの言葉が生まれた背景には、そういった男女の脳の得手不得手が関係しているのかもしれません。