ベン・ジョンソンの名言7選

ベン・ジョンソン 名言

ベン・ジョンソンの名言には、「どんな格言も愚者には無益である。」「ふくらんだ財布は心を軽やかにする。」などがあります。
今回は、シェイクスピアの追悼文を書いていることでも知られる、ベン・ジョンソンの名言をご紹介します。
 
 

ベン・ジョンソンの略歴・生涯

ベン・ジョンソンは、17世紀イギリスの劇作家・詩人で、シェイクスピアと同時代人。1616年桂冠詩人になった。

ロンドンに生まれ、ウェストミンスター文法学校に学び、そこで古典についての学殖の基礎を身につけた。代表作に「錬金術師」「エピシーン」「ヴォルポーネ」などがある。「言葉は人を最もよく表す。だから何か言いたまえ、そうすれば君がわかるだろう」という言葉を残した。「錬金術師」は、ハーバード・クラシクスの第47巻に収められている。

wikipedia

 

氏名 ベン・ジョンソン(Ben Jonson)
職業 劇作家・詩人
国籍 イギリス
誕生 1572年6月11日
死没 1637年8月6日
享年 65歳


 
 

ベン・ジョンソンの名言

 

どんな格言も愚者には無益である。

– ベン・ジョンソン –

 

格言は、その言葉に呼応する言葉、あるいは経験を自己の内面に持つ人にのみ作用します。例えば、子供の頃はよくわからなかった映画を大人になって観たとき、新鮮な気づきを得られるのだとしたら、それは子供の頃よりも多くの言葉、経験を蓄積したことの証左です。今どんなに未熟な人でも、良い言葉に触れ、人生経験を積み重ねることで、より格言が有効に機能してくれるでしょう。


 
 

ふくらんだ財布は心を軽やかにする。

– ベン・ジョンソン –

 

人によって程度の差こそあれ、お金があることによる安心感はかなり大きいものです。これは、お金がない暮らしを経験した人にとっては、よりリアルに感じられることでしょう。しかし、お金は使ったらなくなってしまいます。「金は天下の回りもの」といいますが、あれは個人ではなく、もっと大きなお金の流れをあらわす言葉です。お金を持つことで気が大きくなって散財しないようにだけ注意しましょう。


 
 

父親の名声がつねに息子の成長に役立つとは限らず、彼を押しつぶしてしまう。父親の影が息子の成長を妨げる。

– ベン・ジョンソン –

 

立派な親や兄弟などを持つ人は、その人と比較される人生を生きることを、ある意味で運命付けられているとも言えます。「自分は自分」
と割り切れる強い心がある人ならいいですが、割り切れない人にとっては常にプレッシャーにさらされているようなものです。それはとても辛い人生でしょう。


 
 

悪人は自己の欠点を弁解するが、善人は自己の欠点をそっとしておく。

– ベン・ジョンソン –

 

自身の欠点や失敗は、弁解すればするほど、周りの評価を下げてしまいます。であるならば、あえて触れない方がマシなのかもしれません。理想としては、欠点や失敗を活かして、肯定的な取り組みにつなげていくことです。それには、物事を前向きに捉え、発想の転換をすることが必要となるでしょう。


 
 

おしゃべりと雄弁は同じではない。愚者はしゃべりまくるが賢者は話すだけだ。

– ベン・ジョンソン –

 

会話はあくまでもコミュニケーション、いわばキャッチボールです。一方通行な会話は会話に見せかけたマスターべションのようなもの。そうならないためにも、相手が言いたいこと、聞きたいことを察する気遣いができる心の余裕を持つことです。


 
 

卑劣な行為を怖れるのは勇気である。また、かかる行為を強いられたとき、それを堪忍するのも勇気である。

– ベン・ジョンソン –

 

不正や卑劣などとは距離を置いて生きるためには、ある一定の勇気を持てるかが分岐点となります。臆病さは決して悪ではありませんが、やはり最低限の勇気、担力というものは必要です。


 
 

怠けていると退屈して来る。それは結局、他人が忙しがっているために仲間ができないからである。

– ベン・ジョンソン –

 

社会で働いている世代は、とにかく忙しいものです。怠けていて遊び相手が見つかるのは、学生まで。あるいは老後の余生です。怠けるのが決して悪ではないと思いますが、そこには退屈がセットとしてやって来ることをあらかじめ覚悟しておくべきでしょう。