アイスキュロスの8つの名言【古代ギリシアの三大悲劇詩人の教え】

アイスキュロス 名言

アイスキュロスの名言には、「真理の言葉は単純なり」「人は誰ひとりとして煩い無き一生を送り得ない」などがあります。「マラトンの戦い」、「サラミスの海戦」に従軍したことでも知られる古代ギリシアきっての劇作者、アイスキュロスの名言を8つご紹介します。

 

アイスキュロスの略歴・生涯

 

アイスキュロス(ギリシア語: Αἰσχύλος, Aischylos, 紀元前525年 – 紀元前456年)は、古代アテナイの三大悲劇詩人のひとりであり、ギリシア悲劇(アッティカ悲劇)の確立者。代表作はオレステイア三部作。
wikipedia

 

氏名 アイスキュロス
職業 詩人、劇作者
言語 古代ギリシア語
誕生 紀元前525年頃
死没 紀元前456年頃
享年 推定 69(歳)

 

アイスキュロス 8つの名言

 

真理の言葉は単純なり。

– アイスキュロス –

 

前提として、複雑な言葉は受け手の心に響きづらいもの。単純な言葉は、わかりやすいからこそ、人の心を動かします。ただし、真理の言葉自体は単純なものであっても、それを実践することは途方もなく難しそうです…。

 


 

人は誰ひとりとして煩い無き一生を送り得ない。

– アイスキュロス –

 

誰もがうらやむような容姿を持つ人でも、外見にコンプレックスを持っていることは多い、と言われています。また、一生使いきれないほどのお金を持つ人も、生涯お金にまつわることで悩んでいたりするもの。たとえどんな人であれ、大小様々な悩みや苦しみを抱えて生きているのです。

 


 

老いていく時間はすべてのことを教える。

– アイスキュロス –

 

人はただ歳を重ねるだけでも、自然と見えてくる景色が変わってきます。老いることは恐ろしいことでも、悪いことでもありません。老いることによって人は毎日少しずつ、賢くなっていけるのです。

 


 

羨望せざる人間は幸せになれず。

– アイスキュロス –

 

嫉妬の感情は、「自分にだって同じことができる」というサイン。つまりは自信や向上心のあらわれです。嫉妬ばかりして行動しなかったり、嫉妬した相手を攻撃してしまうことはいけませんが、嫉妬の感情それ自体は否定することは、逆に幸福への道を閉ざす恐れもありそうです。

 


 

最高の健康には一つの限界あり、つねに病気と隣り合わせなり。

– アイスキュロス –

 

毎日体調に点数をつけると、100点満点の日なんてほとんどないことに気づくはずです。健康は大切な要素ではありますが、そこに完璧はありえないということ。60点くらいの体調なら御の字、絶好調だと思うくらいの割り切ることが肝心です。

 


 

英知は苦難からもたらさる。

– アイスキュロス –

 

困難な状況をどうにかして乗り越えようとした時。それまで思いつかなかった画期的なアイディアが、突如として「ポンっ」と湧いてきたことはありませんか?偉大な知恵を産み出すためには、まさに「産みの苦しみ」が必要なのかもしれません。

 


 

苦しみの報酬は経験なり。

– アイスキュロス –

 

苦しんだ分、必ず対価は得られます。例え無駄な苦しみであったとしても、「もうあんな経験はしたくないという経験」ができたということ。苦しみからでさえ、私たちは学ぶことができるのです。

 


 

倒れた者を、さらに上から蹴りつようとするのが人間というものの性分である

– アイスキュロス –

 

ネット上でたびたび起きる「炎上」という現象。当事者や関係者ならまだしも、全く無関係な人間が寄ってたかって、倒れた者=失敗者を糾弾する。あれこそまさに、倒れた者=失敗した者をさらに蹴りつける行為の最たるものでしょう。人にはそういう性質があるということをよく理解しつつ、そちらに流されないように自分を律していきたいところですね。

 


ご紹介は以上となります。
今回ご紹介したアリスキュロスの名言が、少しでもお役に立てれば幸いです。

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