アイスキュロスの名言には、「真理の言葉は単純なり」「人は誰ひとりとして煩い無き一生を送り得ない」などがあります。「マラトンの戦い」、「サラミスの海戦」に従軍したことでも知られる古代ギリシアきっての劇作者、アイスキュロスの名言を8つご紹介します。
アイスキュロスの略歴・生涯
アイスキュロス(ギリシア語: Αἰσχύλος, Aischylos, 紀元前525年 – 紀元前456年)は、古代アテナイの三大悲劇詩人のひとりであり、ギリシア悲劇(アッティカ悲劇)の確立者。代表作はオレステイア三部作。
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氏名 | アイスキュロス |
職業 | 詩人、劇作者 |
言語 | 古代ギリシア語 |
誕生 | 紀元前525年頃 |
死没 | 紀元前456年頃 |
享年 | 推定 69(歳) |
アイスキュロス 8つの名言
真理の言葉は単純なり。
前提として、複雑な言葉は受け手の心に響きづらいもの。単純な言葉は、わかりやすいからこそ、人の心を動かします。ただし、真理の言葉自体は単純なものであっても、それを実践することは途方もなく難しそうです…。
人は誰ひとりとして煩い無き一生を送り得ない。
誰もがうらやむような容姿を持つ人でも、外見にコンプレックスを持っていることは多い、と言われています。また、一生使いきれないほどのお金を持つ人も、生涯お金にまつわることで悩んでいたりするもの。たとえどんな人であれ、大小様々な悩みや苦しみを抱えて生きているのです。
老いていく時間はすべてのことを教える。
人はただ歳を重ねるだけでも、自然と見えてくる景色が変わってきます。老いることは恐ろしいことでも、悪いことでもありません。老いることによって人は毎日少しずつ、賢くなっていけるのです。
羨望せざる人間は幸せになれず。
嫉妬の感情は、「自分にだって同じことができる」というサイン。つまりは自信や向上心のあらわれです。嫉妬ばかりして行動しなかったり、嫉妬した相手を攻撃してしまうことはいけませんが、嫉妬の感情それ自体は否定することは、逆に幸福への道を閉ざす恐れもありそうです。
最高の健康には一つの限界あり、つねに病気と隣り合わせなり。
毎日体調に点数をつけると、100点満点の日なんてほとんどないことに気づくはずです。健康は大切な要素ではありますが、そこに完璧はありえないということ。60点くらいの体調なら御の字、絶好調だと思うくらいの割り切ることが肝心です。
英知は苦難からもたらさる。
困難な状況をどうにかして乗り越えようとした時。それまで思いつかなかった画期的なアイディアが、突如として「ポンっ」と湧いてきたことはありませんか?偉大な知恵を産み出すためには、まさに「産みの苦しみ」が必要なのかもしれません。
苦しみの報酬は経験なり。
苦しんだ分、必ず対価は得られます。例え無駄な苦しみであったとしても、「もうあんな経験はしたくないという経験」ができたということ。苦しみからでさえ、私たちは学ぶことができるのです。
倒れた者を、さらに上から蹴りつようとするのが人間というものの性分である
ネット上でたびたび起きる「炎上」という現象。当事者や関係者ならまだしも、全く無関係な人間が寄ってたかって、倒れた者=失敗者を糾弾する。あれこそまさに、倒れた者=失敗した者をさらに蹴りつける行為の最たるものでしょう。人にはそういう性質があるということをよく理解しつつ、そちらに流されないように自分を律していきたいところですね。
ご紹介は以上となります。
今回ご紹介したアリスキュロスの名言が、少しでもお役に立てれば幸いです。