トーマス・カーライルの名言セレクション

トーマス・カーライル 名言

カーライルの名言には、「この国民にしてこの政府あり。」「雄弁は銀であり、沈黙は金である。」などがあります。
今回は、19世紀のイギリスにおいて、優れた文学者の一人として知られる、トーマス・カーライルの名言をご紹介します。
 
 

トーマス・カーライルの略歴・生涯

トーマス・カーライルは、19世紀イギリス(大英帝国)の歴史家・評論家。
スコットランドのダンフリーズ・アンド・ ガロウェイ、エクルフェカン(英語版)出身。

代表作には、『英雄崇拝論』、『フランス革命史』、『オリバー・クロムウェル』、『衣装哲学』、『過去と現在』などがある。ドイツ文学を研究したことでも知られ、ゲーテとの往復書簡がある。〈全集 The works of Thomas Carlyle〉は30巻に達している。
1865年にはエディンバラ大学の学長に任命され、1868年まで務めた。

wikipedia

 

氏名 トーマス・カーライル(Thomas Carlyle)
職業 歴史家、評論家
国籍 イギリス
誕生 1795年12月4日
死没 1881年2月5日
享年 85歳


 
 

トーマス・カーライルの名言

 

この国民にしてこの政府あり。

– カーライル –

 

いつの時代も、政治家は民衆の批判の的です。しかし、その政治家を選ぶのもまた、民衆なのです。
結局は、国民が成長すれば政治も成長していくものなのかもしれません。


 
 

雄弁は銀であり、沈黙は金である。

– カーライル –

 

「いらないことを話すくらいなら、何も話さない方がマシだ」ということ。饒舌に話す当人はうまく話せている気がして心地良いかもしれませんが、聞かされる相手はうんざりしている場合が多いものです。


 
 

変化は苦痛だが、それはつねに必要なものだ。

– カーライル –

 

人間の脳は基本的には変化を好みません。なぜなら余計なエネルギーを使うからです。そのため、日常生活をなるべくルーティンで終わらせたがります。しかし、この世は絶えず変化していて、それには終わりがありません。ゆえに、多少の変化が伴おうとも、脳から「めんどさい」「やりたくない」という信号が発せられようとも、人は変わり続けていく宿命にある、と言えるでしょう。


 
 

人生の目的は行為であって、思想ではない。

– カーライル –

 

何事も経験に勝るものはない、という意味。本を読んだり、頭の中でイメージしたりして擬似体験することは、実際に行動するよりもはるかに簡単で楽しいものです。が、それで満足して経験が疎かになるうようなことはあってはまりません。


 
 

存命中に偉大であった人間は、死ぬと十倍も偉大になる。

– カーライル –

 

亡くなってから評価が高まり、偉大な芸術家の一人として数えられるようになったゴッホのように、生きている間よりも死んでからの方が名声を得るケースは珍しくありません。死んでからの方が、偏見なくその人物の評価をしやすいこともその理由にあるように思います。


 
 

虚栄は虚偽の産物である。

– カーライル –

 

見栄は嘘つきの始まり、と言えるのかもしれません。もちろん、多少の見栄も必要な場面もあるでしょう。しかし、心を許してもいい人や場面においても、見栄を張ってしまう人は要注意。その小さな嘘がきっかけで、大切な人との信頼関係が揺らぐ恐れがあります。


 
 

失敗の最たるものは、何ひとつそれを自覚しないことである。

– カーライル –

 

失敗から学ぶことで、人は少し着実に進歩できる生き物です。つまり、失敗とは成長のチャンスということ。失敗から学べないのはもちろん、失敗を失敗とすら自覚できないことは、せっかくのチャンスをフイにしてしまっているのです。